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怒苦打身日記㉑ 戦没者遺骨収集

先の大戦中の戦没者240万人のうち

112万人の遺骨が収容できないままになっている。

海外が多いが、沖縄や硫黄島(地籍は東京都)など国内でも未収集があるという。

収集実績は一昨年度836人、昨年度407人というから、完結はいつのことになるのだろう。さらにロシアやフィリピンで収集した遺骨がDNA鑑定で日本人のものである可能性が低いとされた不始末もあった。

 新藤義孝元総務大臣が産経新聞(816日)で「国のために命をささげられた方々だ。最後のお一人まで祖国にお帰りいただくことは国家の責務だ。また、二度と悲しい戦争が起きないよう、平和の誓いを持ち続けることが英霊の皆さまへの報いだ」と述べているが、まったくそのとおりだと思う。

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 アメリカ政府には「捕虜・行方不明者調査局」が置かれ、現地国政府や博物館と交渉して不明になった地点を割り出し、回収チームが大規模な収集作業をするシステムになっていると同紙(812日)は解説している。「大敗した戦闘では記録や証人が乏しく、収集は困難を極める」が、勝ち戦と負け戦で戦死者の価値に差があるはずがない。

 

NCIS~ネイビー犯罪捜査局」というアメリカの人気ドラマがある。

年齢から水兵であった可能性がないのに、執拗に日本軍機に撃沈された戦艦アリゾナに乗艦していたと主張する百歳間近の老人が拘束された。彼の意図はなにか。捜査の結果として、視聴者が最後に知るのは、沈没時乗員には、戦死した仲間が眠る海底の同艦に安置される特典があることだった。証言できる生存者がない中、火傷の傷跡から乗艦が証明され、安堵して死ぬ。海軍高官が見守る中、彼の遺骨を納めた金属製の箱をダイバーが安置する情景で幕が下りる。「国家は約束を守る」のメッセージを残して。

 

喜多村悦史

2020年08月26日

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