終活とは

終活とは?

 

終活カウンセラー協会では、「終活」を


「人生の終焉を考えることを通じて、自分を見つめ、今をより良く自分らしく生きる活動」


と定義しています。

 

インターネット上のフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』では

終活(しゅうかつ)とは「人生の終わりのための活動」の略。人間が自らの死を意識して、

人生の最期を迎えるための様々な準備や、そこに向けた人生の総括を意味する言葉である。

としており、他のウェブサイトでも同じような定義をしていますが、

 

終活カウンセラー協会では独自に、

「終活」を「人生の終焉を考えることを通じて、自分を見つめ、今をより良く自分らしく生きる活動」

と定義しているのです。

 

「終活」は「就活」の「就職活動」、「婚活」の「結婚活動」などのように「〇〇活動」の省略語ではないので、

ズバッといかないですね。

 

「終活」という言葉をはじめて使ったのは週刊朝日で平成21(2009)年のことでした。

この雑誌では「葬儀や墓など人生の終焉に向けての事前準備のこと」を指していましたが、

その後の世の中の変化を受けて、このように理解されるようになっていきました。

 

ではなぜ「終活」を、単に「エンディングの活動」ととらえるのではなく、このように定義するのでしょうか?

 

重要なのは

  • 今を
  • より良く
  • 自分らしく生きる
  • 活動

だ、ということなのです。

遺言状を書いたほうが良いのかどうか考える、自分たち夫婦のお墓をどうするか、考える。。。

「終活」のイメージは「死に支度」かもしれません。

しかし、終活はそれだけではないのです。

 

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「人生100年時代」と言われています。

 

令和元(2019)年に百歳高齢者表彰の対象者は37,005人でした。

100歳の姉妹、金さん銀さんが流行った25年前は約4000人しかいなかったので、

ものすごい勢いで長生きになっています。

 

そして未来。

 

2050年には100歳以上の人口予想は54万人とのことです。

この数字からも100歳まで生きる可能性は大いにあります。

 

今の年齢から100歳まで生きることを考え、

エンディングだけではなくて「今を」「より良く」「自分らしく」生きる「活動」。これが「終活」なのです。

 

ですから、私たちの終活の定義は

「「終活」を「人生の終焉を考えることを通じて、自分を見つめ、今をより良く自分らしく生きる活動」としているのです。

 

私たちは講演会などで

「自分は100歳まで生きるという前提で準備をされている方はいらっしゃいますか?」とお尋ねすることがあります。

お答えは「していません」というのが大半です。

「自分は100歳までは生きない」と思っていらっしゃるのでしょう。これは、なぜなのでしょうか。

 

それは日本においてこの長生きを「リスク」だと思っているので、

「そんなに生きたくない」などの言葉を聞くこともあります。

将来のお金、年金のこと、将来健康でいられるかといった健康寿命や介護の問題、子どもたちに

迷惑をかけないか、など心配のほうが大きかったりするのでしょう。

 

 

「引退したら、忙しくて行けなかった海外旅行に行きたい」。

良いですねぇ。具体的に、どこに行って何をしたいか、考えてみましょう。

 

 

「老後に必要な資金をいまから貯金しよう」。

良いですねぇ。より良い資産づくりの方法を考えてみましょう。

 

 

「あきらめていた楽器をマスターしたい」。

良いですねぇ。どこでどんな楽器のレッスンが受けられるか、調べてみましょう。

 

 

 本来生きていることはそれ自体が幸せなことであり、

生き甲斐のある人生を送るためにもこの終活は必要なのです。

 

終活は「死に支度」であるとともに「生き支度」でもあるのです。

ではそのために何をすれば良いか考えていきましょう。

 

「終活は何からはじめて良いのかわからない」という方のために、

終活カウンセラー協会では、相談相手となるカウンセラーを紹介しています。

終活相談ドットコム」にアクセスして、ご自分の住む地域から終活カウンセラーを探してみてください。

 

soudanncom

 

 

ここで紹介するカウンセラーは、終活カウンセラー協会のカウンセラー資格をもつ、終活のプロです。

 

また、終活カウンセラー協会では、

まずは「エンディングノート(終活ノート)」をまとめることをお勧めしています。

 

エンディングノート(終活ノート)は

  • これまでの過去を振り返り、
  • 現在の自分の状況を把握して、
  • 将来、どうしたいかを考えて        
    これをまとめて書き込むノートです。

次の項目以後で、各項目をどう考えるか、解説していきます。

終活カウンセラー協会では、同じように終活を考える人に集まっていただき、

1日でエンディングノートが書けるようにするセミナー「終活カウンセラー初級検定」を全国で実施しています。

 

このウェブページを読んで一人で悩むのも良いことだと思いますが、

何人かで集まって考えると、自分ひとりでは考えつかないようなことも考えつくものです。

ここを訪れて身近な開催地を探してみてください。

 また、終活カウンセラー協会代表の武藤頼胡が終活を詳しく解説した書籍も発売されています。

こちら(最新監修書籍)もご参考にどうぞ。

これまでの過去を振り返る

未来を考えるためには過去を振り返ると良いです。「人生のたな卸し」と言います。

とはいえいきなり振り返るというのもむずかしいですね。

終活カウンセラー協会では【終活で大切な10のこと】をもとにたな卸しのガイドを作っています。 

 


・「ありがとう」と言いたい人をリストアップする


両親や兄弟、お連れ合いなど家族はすぐ浮かびますが、

小学校の時の担任、名前はわからないが給食の先生、バッグを落としたときに警察に届けてくれた人など「ありがとう」は日常にたくさんあります。

まずはじっくりその方たちを書いてみましょう。

そこから過去の人生で忘れたいたことなど、思い出すかもしれないし、もう一度会いたい人なども出てくるでしょう。

 


・過去に住んだところ、旅先など愛着のある土地を書く


過去に住んだところを順番に書いていくとその時にあった出来事だけでなく過去が時系列で整頓されていきます。

「小学校3年生の時、父の転勤に伴い転校したな」など鮮明になっていきます。

そして自分が好きだったこと、夢中になっていたことなども思い出してきて、

将来やってみたい趣味や再度訪れたいところなどの目標ができることもあります。

このように過去を振り返ることで先の人生で「やりたいこと」がたくさんできます。

現在の自分の状況を把握する

次に「現状」の把握です。

自分の状況と一言でいってもたくさんあります。そして案外私たちは把握しているようでしないのです。

 

例えば「今、そのくらいお金を持っているか把握していますか」とお尋ねすると

「だいたいわかります」という方は多いです。

 

その後、「ではお金だけではなく、金目のものはどのくらいありますか」と聞くと「う~ん…」となりがちです。

このことは財産に限りませんが。しっかりと書き出したり調べたりして洗い出して状況を把握しましょう

 

 


・自分の財産や持ち物を把握する


片っ端から書き出してみましょう。

現金〇〇 有価証券〇〇 不動産〇〇 ここは思いつきやすいと思います。

お金のことなら、貯金口座〇〇箇所 クレジットカード〇〇 など詳細に出してみるのがコツです。

これをするだけで「こんなに口座いらないな」など自然にスリム化されたり、

コート〇〇着など洋服もこのようにするだけで今後の買い物の仕方が変わったりします。

自分の人生において必要なものが見えてくるのです。

 


・保険やその他契約内容をチェックする


契約内容というと難しいように感じますが、

例えば今自分が交通事故で怪我をして5日間入院した場合、

自分の加入している生命保険でいくら保険金がおりてくるかわかりますか。

おそらく契約もだいたいは把握しているが詳細についてはあやふやだったりします。

 

また生命保険に関しては終活の観点からすると受取人が重要です。

いざ保険金請求の時、受取人が手続きしないといけないからです。

その受取人は誰なのか、適正の人なのかなど定期的にチェックが大事なのです。

 

他、スポーツジムの契約や定期的に購入している商品の契約など。

生活を様々な観点で見直して洗い出しをしてみましょう。

 


・自分の健康状態をチェックする


かかりつけ医はありますか

かぜをひかないのは良いことですが、病院へ行かないこととは違います。

健康寿命を長くするにはやはり健康診断です。

 

そしてかかりつけ医を持つこと

要は自分の体のことをよく知っているお医者さんは普段は感じるシーンはありませんが、

何か体調が悪くなった時にとても頼りになります。 

 


・自分の宗旨宗教をチェックする


今、終活の相談で一番多いのはお墓のことです。

大半、子供たちからの相談の場合、自分の実家の宗旨宗派がわからないのが現状です。

調べ方は簡単です

親に聞く、親戚に聞く、祖父祖母に聞くなど。お墓のあるお寺さんがある場合は

お寺さんをネットで調べると簡単かもしれません。

また次男などで実家の墓に入らないなど決まっている方は実家の宗旨に合わせなくても大丈夫です。

お墓を決めるにしても実家を継ぐにしてもここは知っておくとよいでしょう。

 

次の章は


・私らしさを再確認する


に関してです。

将来、未来どうしたいかを考える

終活においてここをじっくり考えるのが難しいことと思います。

ここは勉強も大事だし

自分の気持ちだけでなく背景を考えた時何が良いのかなど本だけではわからないことも多々あります。

 


・「今」そして「今後」の人生に必要なものを選ぶ


この「もの」とは物や者ということで過去を振り返り現状を見据えたうえで、捨てる、切り離すという考え方ではなく

「選ぶ」ということをしてほしいと思います。

 

私は海外旅行に年に一度行くと決めたら、おのずと費用を貯める、健康でいるなど日々の生活を考えたりします。

そのため未来を決めてここを考えてください。またここを考えるには人の智慧も必要です。終活を共に学ぶ仲間がいると良いでしょう。

 


・終末期医療の希望を考える


最後まで自分らしく。今ここを考える人が多くいらっしゃいます。

終末期医療と一言でいっても「する・しない」という単純なことではなく、細かい要望を残しておくことが必要です。

エンディングノート(終活ノート)の希望欄にはそこまで詳細なことは書けないので、「事前指示書」を使うとよいです。

 

  1. 心臓マッサージなどの心肺蘇生
  2. 延命のための人工呼吸器の使用
  3. 抗生物質の強力な使用
  4. 胃ろう増設による栄養補給の可否
  5. 鼻チューブ(経鼻からカテーテルを挿入し経管栄養材を投与する)からの栄養補給の可否
  6. 点滴による水分補給
  7. その他の希望

 

このようなことを紙に書いても良いし、緩和ケア病棟のある病院でも事前指示書を配布しているところもあります。

また、それに加えて大事な人へしっかりと文章で手紙も添えるとなおよいです。

書いたあと、しっかりと家族や大切な人にその希望を伝えてください。

また、かかりつけ医などにも話しておくとよいでしょう。

いざ父が倒れ救急車を呼び、病院に行ったとき医者にこのように言われます。

 

「残念ながらお父さま、助かりません。延命治療しますか?しませんか?30分で決めてください」

 

このくらいの時間しかないのです。ここでこの希望がなかった場合、家族は本当に困りますし、

その決断した内容を一生これでよかったのか?と自問自答することになります。

 

「お父さん延命治療しなかったけど、本当はもっと生きたかったのかもしれないな」などです。

家族や大切な人が判断できるようにしておき、しっかり事前指示書や手紙には「日付」を残しておきましょう。

 


・お葬式やお墓の希望について


昨今、お葬式は元気なうちに葬儀社にいき、事前相談する方が増えました。

以前のように内緒で家族がいよいよだという時にするものでは無くなったということです。

まずお葬式やお墓(供養)のことは決して死んだあとのことと区別しないでください。

自分が生きている延長線上にあるということです。

そのことから、いかに自分の希望を伝えておくということが大事になります。

 

例えば、お葬式なら自分の入るお墓がある場合はその宗旨で執り行うなど注意点はいくつかありますが、

まずは自分の希望、規模、内容、場所、誰に声をかけてほしいかなどだけあれば十分事前相談ができます。

 

よく「お葬式っていくら?」と聞かれますが、

一番の早道は3か所くらいの葬儀社から見積もりを取るとよくわかると思います。

 

続いてお墓(供養)についてですが、

残念ながらお墓に入る時、自分はこの世におりません。

そこで大事なのはそのお墓を守ってくれる人と決めることです。

自分の希望だけでなく、その人としっかり共有しておきましょう。

 

将来どうしたいか、まだたくさん事柄はありますが、

大切なのは希望をしっかり書くだけでなく大切な人に伝えておくことです。

エンディングノートにまとめる

エンディングノート(終活ノート)は死ぬためのノートではなく「未来ノート」です。

今まで考えたことを簡潔に一冊にまとめられるものです。

また物事だけでなく大事なのは自分の正直な気持ちを書くことが非常に大事です。

 

先日お父様を亡くした友人が「父がエンディングノート書いてくれていて本当によかった」と伝えてくれました。

それは手続きのことは当たり前ですがメッセージが丁寧にあったそうで

「あなたは世界で一番素敵な妻だった。あなたは世界で一番の娘だった、本当にありがとう」と書いてありました。

きっと友人はこのメッセージが人生の糧になるのではないでしょうか。

 

そして、自分の将来を決めていくものとして考えた時、一度書くだけで足りますか?

私はエンディングノート(終活ノート)を毎年誕生日から書き始めます。

なぜなら、気持ちも希望も、家族の状況下、社会情勢も変わるから見直しが必要なのです。

 

よく鉛筆で書いて消していけばよいなどおっしゃる方もいますが、

毎年書いていてたまに読み返すと

自分がこの時はこんなことを考えていたんだぁ、など日記のような役割もありとても面白いです。

そう思うと、もしものとき家族や大切な方が読んだら毎年1冊ずつあったほうが嬉しいかもしれませんね。

 

私たちは一人一人、生きてきた過程が違います。

だから当たり前ですが未来も違うのです。エンディングノート(終活ノート)は、自由です。

書けないページがあったり、白紙があっても良いのです。

人生を振り返り、現状を把握し、未来を自分らしく決めてください。

 

・名前の由来や生まれた時の様子

・過去の出来事

・ありがとうと伝えたい人

・過去の住まいや行った場所

・お金、身体、お葬式やお墓の現状と希望

・大切な方へのメッセージ

 

じっくりゆっくり書いてみてください。

 なかなか自分自身ではやろう、必要と思っていてもできない。もっとこの終活を学びたいなどあると思います。

終活カウンセラー初級検定では「自分のエンディングノート」が書けるくらいの知識という位置づけにしています。

長生きを皆で楽しめる社会。ひとり一人が生きがいをもつ世界に。終活は人生のおいて大切な時間ですよ。

ぜひ終活カウンセラー初級検定でもっとこの知識を深めませんか?

実行する

エンディングノートができたら、これを実行してこそ「活動」です。

このノートに書いたことを実行に移していきます。

 

ここまで読んでもやはり「終活は何からはじめて良いのかわからない」という方のために、

終活カウンセラー協会では、相談相手となるカウンセラーを紹介しています。

終活相談ドットコム」にアクセスして、ご自分の住む地域から終活カウンセラーを探してみてください。 

ここで紹介するカウンセラーは、終活カウンセラー協会のカウンセラー資格をもつ、終活のプロです。

終活カウンセラー協会は、様々な形であなたの豊かな人生のサポートをさせていただければ幸いです。
お気軽にご相談くださいませ。

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