相続診断士が伝える“笑顔相続のススメ”
封筒の中にはノートのようなものが入っており、
表紙には「エンディングノート」と記載されていました。
「エンディングノート」を開くと、
夫の少年時代の思い出や葬儀に呼んでほしい人など様々なことが書いてありました。
もう葬儀は終わってしまったじゃないか、と心のなかで夫を責めながら読み進むと、
「愛するB子様」というページを発見。
『この文章を読んでいるということは、私に何か起こったということだろうか・・・?
このところ、体調が良くないこともあり、エンディングノートというものを購入してみました。』
『B子と結婚して20年、子供たちもようやく手が放れ、この夏には2人で海外に旅行でも行こうと思っていたのに残念です。私はB子と結婚して、本当に幸せでした』
あとは、涙があふれて、しばらく読むことができませんでした。
B子さんは、何かモヤモヤとした胸のつかえがスッと取れた感じがしました。モヤモヤとした感情は、急死した夫は、本当に幸せだったのか?最後に聞いてみたかったんだということもわかりました。
夫のエンディングノートを読み、夫を亡くした大きな喪失感はあるものの、子供たちと元気を出して生きていく気持ちになったそうです。
エンディングノートは、愛する家族への最後のラブレターです。
あたなも大切な人を思い浮かべ、ぜひ、書いてみてください。
2022年12月20日