怒苦打身日記 ~協会顧問 喜多村悦史のブログ~

怒苦打身日記92 批判したら殺される国

「裸の王様」は、だれもが知るアンデルセンの童話。

詐欺師から買った「馬鹿には見えない特別服」でパレードする皇帝陛下。馬鹿と思われたくないから、臣民は口をそろえて「立派な衣装でございます」。ただ一人の子どもが「王様は裸だよ」と叫ぶ。

 さてこの子どもの運命は? 幼稚園の紙芝居での結末はどうだったかなあ。

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 現代日本では、自分たちが選んだ政治リーダーをこき下ろして当然の風潮。「総理は馬鹿だ」など政敵だけでなく、マスコミも言論人も言い募る。根拠を質すと「馬鹿でないことを総理が証明せよ」などと、挙証責任のイロハもわきまえないありさまだ。

 どの国でも同じか。ロシアでの実情を産経新聞論顧問斎藤勉さんの文章(同紙1011日)から拾ってみる。

2006年107日(プーチン大統領の誕生日)、ロシア政権によるチェンチェン民族弾圧の苛烈な実態を暴き続けた新聞記者ポリトコフスカヤさんが、モスクワの自宅前で白昼に射殺されたが、真犯人はいまだに不明。モスクワのアパート爆破をロシア政府の自作自演と疑った元公務員リトビネンコさんが、2006年亡命先ロンドンで放射性物質「ポロニウム210」で毒殺。今年8月反プーチン指導者ナワリヌイさんは、軍事用神経剤ノビチョクを盛られて暗殺されかけ、ドイツの病院に逃れた。

プーチン氏は、政敵(彼の表現ではテロリスト)を便所に追い詰めても殺す主義。師匠筋のスターリンは政敵トロツキーを追放先のメキシコで殺害させているが、ウクライナでは「階級的富農殲滅」の名目で人為的飢餓を起こし、300万人超を餓死させている(1932-3年)。これは『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』として映画化された。隣国の実情をわきまえるため、各政党交付金で支持者相手の鑑賞会をしてはどうか。

2020年10月30日

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