
怒苦打身日記 ~協会顧問 喜多村悦史のブログ~
コロナ感染は続いている。
それで外出自粛が解除されないわけだが、都市ロックダウンのような強権的手法を採っていない割には、感染者、重病者、死亡者のいずれも、国際比較的には低位にとどまっている事実は頭に置いておくべきである。
政府の防疫体制はチグハグであったと散々な評価が多いが、結果的に被害が比較的に軽易に推移しているのはなぜか。その理由が定かではないので、ファクターXとして突き止めようと、各分野の専門家が探求しているようだ。
そうした中、日本人の生活習慣に原因を求める説がかなり有力なようである。
「挨拶は無言で、お辞儀をする」
「握手、抱擁を避ける」
「下足で居住空間に入りこまない」
「家に帰れば、うがいをして、手を洗う」
「頻繁に窓を開けて換気をし、掃除をする」
「毎日、体を洗う」
「衣服をこまめに洗濯、下着を取り換える」などなど
ところでこうした国民的習慣はどうして定着したのか。
第15回「日本古代パンデミック」で勉強させていただいた本郷和人さん(東大史料編纂所)の説によると、神社に行き着くことになる。鎮守の森にせよ、だれそれを祀る社にせよ、境内は神の領域とされ、神聖な場所である。鳥居をくぐり、水舎で手と口を清め、本殿で拝礼する。この一連の所作が上述のような生活習慣につながっている。
神社お参り作法が感染症対策で有効とすると、この風習を継承すべきことになる。
喜多村悦史
2020年09月11日