
怒苦打身日記 ~協会顧問 喜多村悦史のブログ~
郵便局から「元号が令和に変わったので、キャッシュカードが使えなくなる」と電話。田舎では郵便局員には絶対の信頼感。手続きをしてあげると言われた高齢女性が使いの若者にカードを渡したら、ニセ局員で、口座残高をそっくり引き出された。
高齢者を狙い撃ちした詐欺犯罪が後を絶たない。人生の波風をかいくぐり、ようやく手にした老後の安定生活。高齢者が詐欺の標的にされるのはなぜか。グループ討議した学生のレポートは4項目を挙げていた。
さて、自分はどうか。全部当てはまる人は、既に詐欺グループの標的になっているかもしれない。ご用心。ではどのようにして防ぐか。詐欺の手法をしっかり勉強して備えましょうと、自治体や警察が広報活動などをしている。だが、これではあくまでも受け身。積極的な防御手法はないのだろうか。
例えばおとりで一網打尽にする方法。カモにぴったりの高齢者(実は演技)がインチキ商品を購入する。蜜に群がるように詐欺団が集まる。頃合いを図って、手先連中の尾行などでグループ全貌を割り出し、ボスを逃さず検挙する。そして刑務所では特別作業班に入れ、被害額完全弁済まで、1日16時間強制労働させるのだ。
でも基本は周囲の気遣い。家族の接触は濃厚に。町内会はしつこいお節介を。
顧問 喜多村悦史
2020年09月18日