
怒苦打身日記 ~協会顧問 喜多村悦史のブログ~
「コロナ感染拡大はそんなに問題なのか」。マスコミが連日感染者数急増を報じ、医療崩壊の危機を煽っている。このまま推移すると日本国が滅びるとでも言いたいようだが、中国による軍事侵攻から目を背けさせる陰謀すら感じる。
ともあれ欧米諸国に比べれば、感染者数は人口比で百分の1程度。重傷者、死亡者の比率もその割合で低い。感染しても軽症、無症状であれば、ことさらに騒ぎ立てることではないはずだ。
「インフルエンザの死亡は避けられないが、コロナでの死亡はあってはならない」という論理がわからない。
では日本の感染者数も欧米を追って今後百倍増して、医療崩壊や埋火葬が追い付かない状況になるのか。あり得ないと断言してよい根拠を週刊新潮(11月19日号)が紹介している。
その一つが民族の遺伝子構造。第3染色体中の特定遺伝子が武漢コロナ感染による重症化に関係している。
それはネアンデルタール人から欧米系の民族に引き継がれ、1~4割が保有するが、東アジア(日本、中国、台湾など)ではほとんど存在しないとする説で、権威医学誌『ネイチャー』にも掲載されているという。
BCG、ポリオ、インフルワクチン接種により結果的にコロナ免疫力が高められている。マスク、うがい、手洗い励行の習慣なども寄与している。
ともあれ今回の武漢ウイルスに関する限り、欧米と同一水準の危機ではないことは明らかなのである。
危機対策は、その国や地域にとって何が真の危機かを見極めることが出発点のはず。人口急減危機、国民の学力低下危機、大規模震災対応危機、領土・領海侵奪危機…。数え上げればいくらでもある。
その中でのコロナの順位は高くない。対応も国民にマスク着用、握手手控えの働きかけで十分。巨額政府資金を投じる必要はさらさらなく、増して経済活動を政府や自治体委が抑制の音頭を取るなど、物事の軽重を知らない児戯である。
顧問 喜多村悦史
2020年11月19日