怒苦打身日記 ~協会顧問 喜多村悦史のブログ~

怒苦打身日記138 ウーバーイーツは衛生的

道路関係法令では「自転車は道路の左側を走行する」ことになっているという。でも一車線しかない道路では、自動車を運転する側からは危なくて仕方がない。最近、特に目立つのがウーバーイーツの配達自転車。

 有名タレントが「今夜、私がいただくのは○○です」とほほ笑む姿を見て注文する顧客を満足させるには、できあて料理を届けなければならない。また配達員の収入は件数に比例する。これらが合わさって、配達員は猛スピードで自転車を走らせる。

デリバリー利用拡大、自治体も支援 - 食品新聞(食品新聞社)

といっても自動車に比べれば、速度は断然違う。自動車は追い抜きたいのだが、自転車には端による気配がない。後続の自動車からはクラクションで急き立てられる。しかし無理して接触すれば双方アウト。信号無視のほか、配達先をスマホの地図で確認しながらの走行なども。https://www.youtube.com/watch?v=HGhWslPVu28

コロナで人々が料理店に足を運ばなくなったため。家から出ないが、専門店の料理を食べたい。しかし出前をメニュー化し、配達員を自前雇用しているのは少数派。そこで配達専門の請負業態が出現した。それが専用容器の大きなバッグを背負って自転車で宅配するウーバーイーツ。時宜を得て配達自転車が街を走り回ることになった。

リュック型の黒色容器にはUber Eatsとあるが、配達員持ちのようでアマゾンなどで購入できるようだ。そこで浮かぶのが容器の衛生面。配達員の背中で激しく、自動車と接触転倒した際に、配達品が容器内にこぼれでるはずだが、それを各回ていねいにふき取り、消毒しないと、容器が食中毒の発生源になりそうだ。仮にそうなった場合でも、料理店が責任を問われ、営業停止処分を受けるのだろうか。食品衛生関係法令での解釈は確立しているのだろうか。気になりませんか。

喜多村悦史

2020年12月15日