怒苦打身日記 ~協会顧問 喜多村悦史のブログ~

怒苦打身日記140 入館規制とコロナ

各官公庁で身元確認があったりなかったり・・・

 官公庁の建物に入るのに、身元確認が求められるのはいつからだったか。

 あらかじめ担当部署の承諾を得て置き、建物玄関受付で入館証を受け取る。電子タグ付きで、ゲートの機器にかざせば、バーが開く。霞が関に行った。群立建物はすべて政府機関。しかるに入館者管理マニュアルが、それぞれ微妙に違う。なぜだろう。

 まず5号館。厚生労働省が入っている。玄関まわりには10人近い警備員でものものしいが、チェックそのものは事前に訪問予約が受付モニターに登録されているようで、即座に入館証を渡された。

 手荷物検査などいっさいなし。携帯電話番号を控えていたのは、入館した者が館内で”行方不明“にならない予防策だろうか。

 

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 総務省などの2号館では受付前に長蛇ができていた。受付が訪問者から行き先を聴取し、その部署に訪問予約の有無などを問い合わせているようなのだ。先方部局が会議で出払っていたのか、何度もかけ直している。

 入館に10分以上もかかるのでは、部局から事前アポイントメントをもらっている意味が薄れるし、予約の設定時間に遅れる可能性もある。渡り廊下でつながっている関係で、隣の3号館には2号館から入っても自由に往来できる。

 訪問予定外部署に入室するとアラームが鳴る仕掛けもない。滞在時間制限はないから、用談後に喫茶や食事を楽しめる。

衆議院議員会館では手荷物検査が付加され、受付での応対がカメラで議員室に送信される仕組みが導入されていいた。予約以外の場所に行くなと念押しされたが、その確保手段はなさそうで、議員室を順に訪ねているらしい団体もいた。

2号館ではコロナ対応の体温計測があったが、5号館、議員会館ではなかった。同行者は「最新機器で遠距離から計測しているのでは」と言ったが、どうなのだろう。

顧問 喜多村悦史

2020年12月16日