怒苦打身日記 ~協会顧問 喜多村悦史のブログ~

怒苦打身日記185 銀座ホールで食事

銀座でランチをした。ただしあの“銀座”ではなく、地元の“砂町銀座”にある銀座ホールという食堂。ネットで紹介されていたらしく、家内が評判の店だとしきりに強調していたからその気になった。

 ホールを一人で切り盛りしている女性の話だと、開場は80年前で今の社長は2代目という。それぞれハンバーグとレバニラ炒めを注文した。料理が運ばれてくる間に見つけたのが写真の川柳。

 

 

 秀作ぶりに感嘆した。すべてその2代目社長の作という。

 コメントの必要はないと思うけれど、蛇足でひとこと付けくわえる。右から第1作。真面目に働く者は税に追われる。不労所得で大金稼ぐ人たちは節税ノウハウを持っているが、庶民はせいぜい医療費控除と家族数に応じた扶養控除。飼い猫のタマ、飼い犬のポチを扶養家族扱いにしてもらえませんかね。

 第2作も身に染みる。昼間のテレビは過去のドラマの再放送が多い。だがよくしたもので、とぎれとぎれ断片のシーンに「見たことあるぞ」とつぶやくが、ストーリーはまったく覚えていない。見終えて改めて感動したりしている。

 第3作は医療の実態を鋭く衝いている。「行くところがないから病院に来る」者で待合室は賑わっている。そこで聞こえてきそうな会話風景である。こういう会話は喫茶店でしてもらいたいよね。

 第4作。ノートに手書きなんてめったに見られない。小学生にもタブレットが配られる。先生の板書も写メで撮る。それでいいのでしょうかね。そういうボクも銀座ホール社長の力作を鉛筆で書き写す労力を省いて写メに納めた。

顧問 喜多村悦史

2021年02月03日