怒苦打身日記 ~協会顧問 喜多村悦史のブログ~

怒苦打身日記241 昔の人は健脚

今日の散歩先は東京スカイツリー。四ツ目通りをまっすぐ北上する。歩くにつれて姿が大きくなる。見失うおそれがない高さの塔。押上駅の交差点で写真を撮った。1時間弱の歩行だった。到着して歩数計を見ると6千歩。よほど歩いたつもりでもこの歩数である。

改めて地図で確認すると、押上までの距離を倍にすると千住になる。深川に住んでいた松尾芭蕉の出立時に、弟子たちが千住まで見送りに行ったとの記述があったと思う。押上のスカイツリーで疲れたと言っている場合ではない。昔の人は今日のボクの倍を歩いて平気だった。そして見送った後、また同じ距離を歩いて戻ったのだ。

帰りは地下鉄に乗ればいいやと考えていた自分はまだまだ甘い。そう考え、帰りも歩くことにした。

「ソラマチのビル内商店街の○○というお店で、△△を買って来てちょうだい」

 それが背中のリュックに入っているから、帰りはその分、足取りが重い。家では待ち構えた家内から、「帰りは地下鉄に乗ったでしょう」と確認を受けるのは必定。それもあるから、意地でも歩く。

 帰り着いたところで歩数は12千歩になった。1日1万歩が健康対策の推奨基準のようだから、日は少々歩き過ぎた。かといって帰りを電車にしたのでは歩数不足である。スカイツリーを終点にせず、押上で西進し、隅田川を渡って浅草まで歩いてはどうか。ただ歩くのではなく。六区で漫才などの演芸を楽しむことを目的にするのだ。

そして行きでしっかり歩いているから、帰りは電車に乗る。そういう散歩の仕方もありそうだ。

顧問 喜多村悦史

2021年04月01日