怒苦打身日記 ~協会顧問 喜多村悦史のブログ~

怒苦打身日記243 春の盛り

春といえば桜。今年も見事に咲いた。

「年年歳歳花相似たり」

 でも今年は花を愛でる人の群れはない。

「歳歳年年人同じからず」

 武漢コロナだから、今年の花見は仕方がない。でも、これって去年も言ってなかったっけ。来年はどうか。「そのうち、そのうち」と言うのだろうが、来年、再来年…。平和は続くのだろうか。今年が最後の花見という可能性はないではない。

 近所に桜の名所はいくつもあるが、散歩を兼ねてのスーパーへの買い物の帰りに満開の桜に吸い寄せられ、スマホで1枚撮った。後ろの都立大江戸高校の校舎。わが家から一番近い学校。校名の由来は、創設の2004年が江戸開府400周年だったから。

生徒の登校状況が普通と違うことには気づいていたが、説明を探すと、チャレンジスクールという新タイプの高校で、都立高校186校のうち5校だけだそうだ。

「小・中学校で学校になじめず不登校の経験があったり、高校で長期欠席等が原因で中途退学を経験したりして、これまでの学校教育の中で能力や適性を十分に生かしきれなかった生徒が、三部制(午前部・午後部・夜間部)・単位制・総合学科の利点を最大限に生かして、自分の目標を見付け、それに向かってチャレンジする学校」とのことだという。

 半世紀前にはこのタイプの高校はなかったと思う。「地域に支えられ育てられる学校、地域でのボランティア活動や福祉の体験活動などを重視し、地域の人材を招聘して伝統産業や施設などと連携した学習を推進する」には、「ほんとう?」と突っ込みを入れたくなった。だっていつも校門が閉じられていて、投票のときしか入ったことがないもの。

 ところでスーパーで買ったのは台湾産パイナップル。ボクのブログの「パイナップルを食べよう」(218回)を読んだボランティア仲間から「近くのスーパーで台湾産を売っていたよ」と連絡があった由で、家内から散歩の目的地と購入を指示された次第。ブログの記述を有言実行できて、少々気持ちよかった。 

 

顧問 喜多村悦史

2021年04月01日