怒苦打身日記 ~協会顧問 喜多村悦史のブログ~

怒苦打身日記264 桜満開

 東京の桜の花はとっくに散って、今は葉桜。ただし場所によって季節感が違うのが日本列島。週末に軽井沢に行ってきた。当地の桜はちょうど満開。道路脇の桜を写真に収めた。

 土曜日はあいにくの雨天。野外活動できないので駅前のアウトレットでショッピング。 

「ダイエットの効果が出てきているから細身のジーンズを買ってはどうか」。家内におだてられるとすぐにその気になる。店員も「お歳の割にスマートでいいですね」と同調する。

 実は前日健康診断を受けた際のこと。体重が数キロ落ちてそれなりに自信があったのだが、面接の医師曰く、「太りすぎ。毎日体重計に乗って少しは切実感を持たなければダメだよ。体重管理する気はあるの?」。

 従兄弟の一人が高血圧を放置していて入院する羽目になった。「同じ血筋なのだから気をつけなければダメだぜ」。快気の電話で彼からの忠告。高血圧は思い当たる節がある。というのは毎回の健康診断で、ボクの血圧値は〝正常“なのだが、実は裏がある。血圧測定は決まって3回行われる。一度目は明らかな異常高血圧。2度目はまあまあの高血圧。そして3度目。看護師は「正常値まで下がりましたよ」と記録を書き込む。

 健康診断でガックリした後だから、ジーンズ店ではお世辞と分かっていても嬉しい。薦められた細身パンツを試着する。すっと下半身が入ったから、購入を即断した。ところが脱ぐ段になって大変な思いをすることになった。すとんと下りないから、先端を持って引っ張ることになる。膝を軽く曲げた片足立ちで、両の腕に力を込めて引っ張るのだが、よろめいてしまった。試着室の壁にドン。隣にいた人は何ごとかと思っただろう。

 試着室に椅子があったらいいな。でも言えなかった。

 

顧問 喜多村悦史

2021年04月22日