怒苦打身日記 ~協会顧問 喜多村悦史のブログ~

怒苦打身日記272 亀戸天神藤祭り

藤の季節ということで、亀戸天神へ。横十軒川親水公園を散策しながら小一時間。境内にはフジ目当ての参拝客でかなり混雑。ただし花の方は盛りを過ぎた感じ。早咲きの棚は散ってしまっていた。
帰り道、参道と表通りとの角に人だかり。くず餅屋で休憩しようとする人が行列しているのだ。その店先のフジがきれい。そこで撮った一枚。

 藤はお店の人が丹精込めて育てているのだろう。お礼代わりに、お店の宣伝をしよう。店名は「船橋屋」。案内によると創業は江戸時代の文化2年。西暦では1805年というから、200年以上の歴史がある。亀戸天神の賑わいを見た初代が、船橋産の小麦を湯で練り、蒸篭(せいろ)で蒸し、黒蜜と黄な粉をかけた餅を売り出した。以来、製法をまったく変えていないという。伝統の無添加製法であり、製造には450日かかるが、消費期限はわずか2日。客の「刹那の口福(こうふく)」を満たすためという。
 散歩の途中、江東区の公会堂、ティアラ江東に寄る。コロナを吹き飛ばす催しをやっていないか。人気漫才師の競演のポスターが貼ってあった。腹から笑えば暗い世相を払うことができるだろう。と思ったところで気がついた。精神的な落ち込みへの対処には大きな声で笑うのが適するが、空気感染のコロナではどうか。
 ウイルスに遭遇しても免疫力が高い人は感染しない。「病は気から」という。漫才の笑いは免疫力向上になるのかどうか。素人的には賛成したいが、専門家の見解はあるのかどうか。研究テーマになるのではないか。
 飲食店やデパートが営業自粛に走る中、自主対象外の業種にいわゆるラブホテルがあるのはどういうことかと嚙みついた人がいた。利用者の大半は婚姻関係にはない人だろう。すなわち〝三密“を避けることを求められる対象者。そこでの二人の行為はどう想像しても〝濃厚接触”のはずではないかという指摘だ。ホテルの営業許可は保健所の管轄。そして保健所はコロナ蔓延防止の第一線機関。「営業自粛要請しない理由はなにか」。マスコミはそういう取材をしたのだろうか。保健所の回答を聞きたいものだ。多くの人がそう思っているのではないか。

                                          顧問 喜多村悦史

2021年04月30日