怒苦打身日記 ~協会顧問 喜多村悦史のブログ~

怒苦打身日記337 中国共産党にお祝いメッセージ?!

自民、立民、公明…祝賀の“噴飯” 中国共産党100年に主要政党はどう対応 二階氏名義で電報という報道も 選挙協力の立民・共産は対応正反対

という表題の夕刊フジニュース。7/1() 16:56配信

中国共産党が創建100周年を迎えた。71日がその日というが、創建集会参加者は15人ほどで、党員も50人いたかどうか。その集会の正確な日の記録があいまいだったので、エイヤで71日にしたと雑誌『選択』に書いてあった。

(夕刊フジ)

ちょっとニュースを見るだけで、ウイグルではジェノサイド、香港では言論の自由弾圧、南シナ海では国際司法裁判所判決を無視して公海の占拠、埋め立て。そのほか人権弾圧、民主主義否定を躊躇しない。世界人民の敵という以外にぴったり当てはまる。その記念日を、なぜ我々、日本国民はお祝いしなければならないのか

。固有朗度である尖閣を公然と奪いにかかっている相手に対してである。

その“まさか”の対応をしたのが、自民党の二階幹事長、公明党の山口代表、立憲民主党の枝野代表、社民党の福島党首。

そうした中、日本共産党の広報担当は「中国側からの要請もなく、お祝いは出していない。そもそも、東・南シナ海での力による現状変更、覇権主義的振る舞いや、人権弾圧を見ると、中国共産党は共産党の名に値しない」と言い切ったそうだ。もっとも中国からの要請がなかったと前置きしているのが少々情けない。要請があれば出すのかと思えるからだ。分の前後を入れ替えれば、「中国共産党の実態は共産主義とはかけ離れた粗悪な暴力集団である。恥ずかしくてわが日本共産党に祝辞を要請できなかったのだ。彼らは世界全人類の敵である」となる。ストレートなメッセージを出せば、恰好よかった。他の政党にも共通することだが。

 日本維新の会と、国民民主党は祝意を示さなかった。

福井県立大学の島田洋一教授(国際政治)は、夕刊フジのインタビューで、「中国共産党政権が、香港で『言論の自由』を踏みにじり、ウイグルでの人権弾圧でも国際社会の批判を浴びるなか、祝意を示す政党があるとは、実に情けない話だ。あり得ない」と述べたとのこと。

まったく同感。12千万人の国民のうち、1億人は間違いなく島田先生と同じ感想だろう。

顧問 喜多村悦史

2021年07月05日