怒苦打身日記 ~協会顧問 喜多村悦史のブログ~

怒苦打身日記102 おたすけママン

金沢市の家事代行サービス「おたすけママン」

 仕事や家事にてんてこ舞いの人が重宝するのが家事代行。その一例を地方紙で見つけた(北陸中日新聞530日)。

 金沢市のウーマンスタイルが運営する事業で、家事代行をする女性「おたすけママン」を派遣する。

「仕事、家事、育児の全部に百点満点がとれないのは当たり前。家事で困っている人を助け、支え合う土壌をつくっていきたい」(成田由里社長)が事業趣旨のようだ。

 ママンに頼めるのは料理作り置きのほか、洗濯、掃除、整理・収納、託児もOK。現在のところ病院、クリニック、保健所、介護福祉施設などに家族か本人が勤める人が対象利用者だが、同社ではこの範囲に限定するつもりはないという。

 

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月に2万ちょっとで家事の負担0

 気になるのが料金。平日は一時間1700円(税別)。同じママンに頼むと割引になるようで、月4回(週1回)ペースだと3時間利用で4875円(税別)になる。税込みでは5千円強。月額で2万円ちょっとだ。

共働き主婦だけでなく、高齢者にもおすすめ

 冒頭のように仕事や家事にてんてこ舞いの人が利用者として想定されているが、高齢者に需要があるのではないか。高齢者は多忙ではないが、家事をこなすのが億劫になっている。

掃除は腰が痛いし、料理は火の元が心配。洗濯物の取り込み、アイロンがけも面倒くさい。押し入れの出し入れも重量物では難儀だし、天井の電球交換は命がけだ。週3時間でどこまでやってもらえるのか詰める必要があろうが、希望高齢者は少なくないと思う。

マンション住まいの高齢者では、ママンに調理してもらい、仲がよい世帯間で分け合うことも可能だろう。家事全般を自分でこなすことにこだわらず、体力と相談しつつ、応分を外注する。そういうライフスタイルがいいのではないか。

顧問 喜多村悦史

2020年11月09日