怒苦打身日記 ~協会顧問 喜多村悦史のブログ~

怒苦打身日記67 トランプ大統領がコロナ感染

トランプ大統領がコロナに感染した。一か月後(113日)に迫った大統領選挙への影響はどうか。ロシアや中国が選挙のかく乱工作をより大掛かりにするのではないか。ここで副大統領まで感染したらと、政策遂行の一貫性はどうなるのかを心配する声もあるようだ。(権限承継の序列規定に基づき民主党の下院議長に回る。)

 感染経路に関しては、ホワイトハウスでの連邦最高裁判事候補の紹介行事がクラスターにつながったとの見方が浮上し、他に2人の上院議員を含む6人の感染が明らかになっているという。ただ、主治医の記者会見によると、トランプ氏の熱は下がり、呼吸にも問題は生じていない。102日に入院したのは予防的措置とのことだ。ともあれ大統領の完治と回復を祈ることにしよう。

ドナルド・トランプ | 写真素材・ストックフォトのアフロ

それとともにコロナ騒動が終息に向かうことを期待したい。これまでコロナ対策は「感染防止」を求めてきた。だがマスク、三密回避、さらに都市ロックダウンでも感染拡大を防げていない。逆に経済活動の落ち込みが大きく、倒産企業や失業者が増加、自殺者や情緒不安定を訴える人が急増している。これでは天災ではなく、人災である。

 感染しても重症化や死に至る割合は世界中で急速に低下している。コロナはもともと常在で、毒性が強いウイルスではない。変異タイプの武漢型の毒性は強化されているが、エイズやエボラとは重傷率、死亡率とも比較にならないことが確認されている。

 武漢コロナ感染した政治リーダーではイギリスのジョンソン首相が知られるが、完全治癒して復帰している。トランプ大統領もこれに続くはずだ。感染症対策は毒性の強弱を踏まえることが肝要。今回の妄動を反省材料に、今後来襲する未知の猛毒ウイルスに備えた体制を整えることを、ボクは提案している(『社会保険旬報』No.2795

顧問 喜多村悦史

 

 

2020年10月05日