
怒苦打身日記 ~協会顧問 喜多村悦史のブログ~
元大阪府知事の橋下徹氏が日本テレビ系「ミヤネ屋」に生出演。在日米軍の駐留費全額負担に「賛成」の立場であることを明かした(スポーツ報知ネット記事9月30日)。
記事を引用する。
―在日米軍の話題で、コメンテーターのパトリック・ハーラン(パックン)から「米軍基地の全額負担は構いませんか?」と聞かれると、橋下氏は「それ賛成」と明言。
パックンが「トランプ大統領が(全額負担を)言ってきているのは理不尽だと思う」と話すと、橋下氏は「いろんな意見があると思う」と前置きした上で「全額負担するかわりに…日本のコントロールの中で服してくれということを、僕ははっきり言うべきだと思う」と見解を語った。―
独立国のはずなのに、なぜ外国の軍事基地が置かれているのか。当然の疑問である。アメリカ軍は出ていけ! 大学に入ったばかりのクラスで、そういうスローガンを叫び、デモへの参加を呼びかける級友がいた。
「分かりました」と米軍が引き揚げたら、北海道をどうやって守るのか。(当時、ソ連機の領域近接に対し、航空自衛隊はスクランブルに振り回されていた。)
質問への答えは「ソ連は日本侵攻なんて考えていない」。あのロシア帝国の膨張主義遺伝子を引き継ぐソ連指導部が平和主義者であると真顔で語るのには驚愕だった。
明治維新の原動力は、祖国を植民地にされてはならないとの青年たちの郷土愛だったはずだ。とりわけ極東に不凍港を求めるロシアが恐怖の対象だった。
樺太、千島だけでなく、対馬を軍事占領されたこともある。弱腰徳川幕府には任せておけない。
今の恐怖の対象は共産中国。隙を見せれば併呑される。米軍駐留費を負担する上に、それを上回る規模の独自防衛力強化を必要だと思う。
顧問 喜多村悦史
2020年10月28日