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怒苦打身日記㉔ 握手をしなくなった

めっきりというか、まったくというか、握手姿を見なくなった。

代わりに肘と肘をぶつけ合ったりしている。対人直接接触による武漢コロナ感染を避けるためだ。握手は欧米から入ってきた風習だから、わが国文化にはどうでもいいことかもしれない。だけど一つの感染症流行が、行動様式を変えてしまっていいのかなあという気がする。

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握手は右手同士を握り合う。「あなたを剣で刺す気はないですよ」という無害意思の表明である。ソーシャルディスタンスで2メートルの距離を置いて向かい合い、飛沫を出さないよう言葉を発しないのでは、仲良くなれそうな気がしない。毎冬のインフルエンザ流行期にも、握手の自粛はなかった。

 落語家の春風亭一之輔さんの体験が新聞にあった(「直球&曲球」産経820日)。電車内でドターンと女性が倒れた。普段なら「大丈夫ですか」と乗り合わせた乗客が駆け寄るはずだが、この日は彼以外に介抱する者がいない。家に帰って顛末を話すと、奥さんが「コロナが頭にあるから、みんなすぐには駈け寄れなかったんじゃないの?」。

 

 同じ日の新聞には、「休校後、子供のけが増加」の記事もあった。「新型コロナウイルスによる学校の臨時休校以来、子どもの体力低下が目立っている。学校では転んだりして骨折する子どもが相次ぎ、各地の整形外科医院には、足首や股関節を痛めた子どもたちの来院が増えた…」。

「息抜きにみんなで一杯やろう」もすっかり影を潜めた。いっとき流行ったZoom飲み会も飽きられ、一人きりの家飲みが増えているという。孤独は心を蝕むとかで、イギリスで“孤独問題担当大臣”を置いたと国内でも大きく報じられてから数年を経ない。コロナは人間社会をどう変えてしまうのだろうか。

 

喜多村悦史

 

 

2020年08月26日

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