【まいにち終活】終活カウンセラー協会代表理事武藤のブログ

#8  人生の棚卸しをすると良い~エンディングノート~②

マイウェイ

こんにちは、武藤頼胡です。もうすぐお彼岸です。「陽を拝む」→ひおがむ→彼岸となったそうでそれが仏教行事になって行ったそうです。聖地ガンジス川では亡くなった方の火葬を川のほとりで行う、そして川に流す、その灰に行き先が彼の岸(向こう側、すなわち彼岸)。ご先祖さまを思う気持ちこそがお彼岸です、大切にしましょう。では前回からの続きです。

▼前回の続き

#6 人生の棚卸しをすると良い~エンディングノート~①

 

最近の出来事は頭にあるのですが、お世話になった方でも最近、その方とうまくいかない関係性になるとつい「この人は…」など思ってしまう自分がいます。

実は3年前にすごくお世話になったのに・・・

それが悪いわけではなく、過去の事実もしっかりと自分というものを形成する要素になっていることを認識したいものです。私はこの人生の棚卸しをすると「会いたい人!」がでてきます。あんなにお世話になったのに忘れていたなど。そしてその方に会うための壮大が計画が出来上がります。まずは自分がすごい人となっていたいなどつい見栄を張るので、私自身が事業を成功している、充実した人生を歩んでいるなどを整えようとします。

 

そう考えるとこれからの人生をどう歩むかによって必要なお金も変わってくる。そこの設計が始まります。動機が不純かもしれませんが、動機は何でもいいと思っています。それがこれからの人生に役立つことであれば。そうなると稼ぐ手段を考えます。いつまで働くのか。このままでいいのかなど。

 

これだけではありませんが、こうやって実は過去を振返ることで未来が決まることが多々あるのです。実はエンディングノートのイメージは「お葬式やお墓のこと」と思っている方が大半ですが、私は毎年誕生日(実は覚えやすい1月23日です。)から書き始めて今9冊目です。これだけ書いていると感じます、エンディングノートは死ぬためのことを書くのではなく、これからの人生を考えるための良いツールだと思います。

 

そのこれからを考えるために人生の棚卸しをするのです。お葬式もお墓のことも自分の未来のこと。死んでからのことではなく、生きた証です。エンディングノートはカテゴリで分かれています。

 

介護や財産、体のこと、お葬式やお墓、遺されるものへのメッセージ。でも実は、私が考えるエンディングノートは「過去・現在・未来」このように分かれていて、とても書きにくい、どう考えて良いのかわからないところは「未来」なのです。いかがですか、今まで縁起でもないということで知るすべがなかったこの分野。知識もないし何からどうやって始めればよいか、これは先輩方でも私のような若輩者でも同じです。

 

その道しるべとなるエンディングノートに沿って学んでいきたいと思います。手に入れる方法としては、書店で購入、葬儀社や保険会社でも貰えます。社会福祉協議会や包括センターでも地域によっては作成していたりします。大学ノートでも構いません。2022年に終活カウンセラー協会と相続診断協会合同で、約1500名からアンケート調査を行いました。エンディングノートを書きたい方、60%で、実際書き始めた書き終わった方、12%です。

 

心理学の先生に聞きました。何か一つでも記入すると「書く気になる」そうです。ぜひ次回までにご用意いただき、せめて名前を記入していていただくと「書くぞ」という意欲と共にこの記事をお読みいただければと思います。三寒四温の季節、

どうぞ元気にお過ごしください。

2023年03月14日